エルトゥールル号遭難事件

エルトゥールル号遭難事件というものをご存知ですか？

1890年に今のトルコ共和国（当時オスマン帝国）の

軍艦エルトゥール号が日本の和歌山県沖で遭難したという事件です。

トルコ共和国といえば、自分的にはドラムのシンバルの原産地として

知っているぐらいです。

自分は昔、イスタンブールというメーカーのシンバルを愛用していて、

とても気に入ってました。

話を事件に戻すと、遭難したエルトゥールル号は500名近い犠牲者を出した

そうです。しかし、かろうじて50名ほどが生き残り、日本人の手厚い

介護で回復し、無事本国に送り届けられたそうです。

そして1980年に中東でイラン・イラク戦争が勃発しました。

この時、現地に残された日本人は日本政府の助けも無く

航空会社も飛行機を出さなかったため、現地の日本人が

帰国できない状態が続き、生命の危険が迫っていました。

その時、トルコ政府が危険な中、飛行機を出し、無事日本に

送り届けてくれたそうです。

そのとき、

「私達は昔、あなた達に助けられたことを忘れてはいません」

と言ったそうです。

なんともまぁ、いい話ではありませんか！

1世紀もの時間を経て、なお恩義を忘れていないトルコ人にも関心します。

こういう絵本になるというか、良い物語を教科書に載せればいいじゃないのか？