「彼の頭上雲たなびく」
を見てまいりました。
この劇は劇団引力広島がプロデュースした創作劇です。
演出家は演劇界では有名らしい(知らない)赤堀雅秋さんで、
脚本は広島で活躍する末田晴さんです。
あらすじは大まかに言って、
結婚の承諾を迫るカップルに対して、繰り広げられる家族劇というか、
普段どこにでもある家族のありようをリアルに再現した様な内容でした。
脚本の人は普段ブンメシで活躍しているので、
爆笑が起こる劇だろうと思っていました。 が、、
今回は脚本家と演出家の思考が結構良い意味で異なっていて、
この場面は脚本家が書いたのだろうとか、この部分は演出家が
書いたのだろうというのが大体分かりました。
登場人物に精神病患者が出てくるのですが、
普段接することが無い自分達は、「怖い」とか「何をするか分からない」
とか思いがちですけど、劇中では非常に愛らしく、
明るい人たちとして描かれていました。また、それを演じる役者さん方も
なかなかのスキルを持っていると思います。
この劇では、神楽(かぐら)とのコラボレーションもしています。
劇の左横に演奏者が数人いて、日本太鼓の重低音の聴いた響きと一緒に、
本物の龍や天狗?が舞っていて、初めて見た人はインパクトがあったと思います。
神楽とは中国地方を中心に全国に広まった文化で、地元にとても所縁のある
文化でもあります。
その様な文化を取り入れての劇とはなかなかと思いながら、やはり劇中の生演奏に
満足してしまった感があります。
なんか以前京都で見た、
オ○ザさんの劇より面白かった気がする・・・・・・・・
身内だからといってほめすぎか(笑)
っていうかこの演出家は劇がおわった後、脚本家を
「クソばか」
と言ってたそうですが..........
演劇のことをあまり知らない分際ででかい口をたたくのはやめとこ。
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